関急車輌  
 
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西武30000系を作る!
最終更新日:2008/10/22
 
2008年第9回国際鉄道模型コンベンションに出品するために急遽製作しました。ある日ボケーっとGMのカタログを眺めていたら小田急8000系から出来ない事もないことが判ったため3週間での突貫工事となりました。
 
■使用パーツ・材料
・GMエコノミーキット小田急8000・9000系コンバージョンキット
・ポリパテ
・台車:GM SS143 モノリングボルスタレス台車
・パンタグラフ:GM シングルアームパンタグラフ
・クーラー:KATO 集中型クーラー
・その他余りパーツ
 
 

前面は小田急8000系のものを使用しました。
窓サッシを全て取り除きます。
ガイドラインを鉛筆で引き、ヘッドライトの位置を決めます。
ポリパテで大まかに形成します。パテはwave社の「モリモリ」を使用。
戸袋窓をプラ板で裏打ちします。8両で128箇所の怒涛の作業です。
戸袋窓にもポリパテを盛って形成します。
前面のペーパー掛けが終わったところです。多少の修正が加えられています。
型を取りました。型製作にはwave社の「型思い」を使用しております。
型にポリパテを詰めて離型したところです。思いのほか綺麗にモールドが出ました。
原型と比較。ヤセもなく実用に耐えうる強度もありました。
デカールを作成。デカールはK-TRADING社のインクジェットプリンター用MIRACLE DECAL(クリア)を使用し家庭用インクジェットプリンターで印刷して製作しています。専用のデカールベーススプレーを塗布した後に印刷し、エアブラシでその上から乾燥後にMr.カラーのクリアを吹き付けてあります。
デカールのテストです。
やはり水分に弱いので、私の場合はデカールを水面に浮かして決して印刷面に水がかからないようにして、5秒浸けて即座に引き上げ貼り付けました。クリアを厚めに塗布して滲みを防ぐ事も出来ますが、塗膜が厚くなってしまうことが嫌だったのであえて時間との戦いを選びましたが、それは人それぞれかと思います。
スカートの製作です。
プラ板をそれらしく切り出し、サイドはポリパテで形成しました。
完成間近です。前面と側面帯の下にはMr.カラーのグランプリーホワイト、側面はGM8番銀をエアブラシで塗布しました。前面のホワイトが自動車用の塗料という事もあってかなり光沢で仕上がって、実車同用で満足しています。
完成です。前面後の黒帯はインクリボン式の熱転写用デカールに直接TAMIYAのエナメル塗料のセミグロスブラックを筆塗りで塗装し、細く切り出したものを貼りました。また客室扉の警戒帯は同じく熱転写用デカールで製作してあります。
 
JAM当日の朝完成し、試運転もままならないまま実戦配備となりどうなることやらと思いましたが、3日間脱線転覆にも耐え、充分な対衝撃テストが出来ました。それでも特に目立った外傷もなく大丈夫でした。
今後実車の増結2連の登場に合わせて増備していく予定です。
 
(レポート:Dr.K)